GD「街づくり系テーマ」に圧倒的に強くなるための”思考プロセス”

デベGDでは、「この土地に何を建て、どう活用するか」という設問が頻出である。
自由度が高いため戸惑う学生も多いが、このお題は“発想勝負”ではなく、議論を組み立てるプロセスを持っているかを問う設問である。

本ニュースレターでは、元デベ社員の視点から、誰でも使える土地活用の考え方を解説し、実際のケースを通して「企画のまとめ方」を理解できるようにした。
アラタ 2025.12.04
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1. 土地活用系GDは“小さな街づくり体験”である

デベロッパーのGDは、街づくりの疑似体験である。 問われるのは以下の2点である。

  • ”発想の面白さ”よりも、“考え方のプロセス”を示せるか

  • チームで企画をまとめる”粘り強さ”があるか

したがって、「何を建てるか」よりも、 「なぜその案にしたのか」を語れることのほうが評価される。

発想力一本勝負で、どれほど奇抜で面白いアイデアを出したところで、そのアイデアの根拠が弱くては評価されないことに注意して欲しい。

実際の開発業務においても、あらゆる困難や障害が訪れる。そんな困難を突破するためには、周りを巻き込んでいく必要がある。その過程で必要なのは、情緒に訴えかける熱意と、説得力のある論理だ。

GDでも同様に、粘り強さと論理的思考力をアピールしよう。

***

2. 発想の基礎となる“3つのステップ”

どの土地でも、以下の3ステップを押さえれば活用案の骨格が見えてくる。

① 活用目的の定義

土地活用の目的が曖昧だと企画は”ぶれる”。

  • 地域課題を解決したいのか

  • 収益を最大化したいのか

  • 賑わいを創出したいのか

目的は企画の指針を決める。

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続きは、2205文字あります。
  • 3. 議論の質を決める“判断軸”を必ず設定せよ
  • 4. ケーススタディ:郊外の空き地に何を建てるか
  • 5. おわりに:土地活用GDは“熱意 × 論理力”の舞台である

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