【27卒本選考ES徹底攻略】住友不動産(回答例あり)
本ニュースレターでは、「どんな人でも通過レベルのESが書けるようになること」を目指す攻略記事をお届けする。
今回は住友不動産。
住友不動産は、デベロッパー業界において「若手への裁量の大きさ」が目立つ会社だ。
一人の担当者が広い範囲を任され、最後までやり切る。経営陣との距離も近く、若手でも直接社長に報告・決裁を仰ぐ場面がある。デベ会などで他社の同年次と話すと、住友不動産の社員が任されている範囲の広さに驚くことも多い。
この「任せる文化」は、同社が掲げる求める人材像とも一致している。
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過去や常識を疑う独自の発想
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失敗を恐れず成し遂げる信念
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経営幹部として会社を引っ張る気概
つまり、「指示を待つ」のではなく「自ら動いて結果を出す」人材が求められている。
そんな社風を踏まえて、今年のESを見てみよう。
設問は3つ。
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設問1:あなたの強みと、それを発揮した具体的エピソード
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設問2:その強みを住友不動産でどう活かせるか
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設問3:志望理由
設問1と設問2は「強み」で接続している。設問1で語った強みが、設問2で「住友不動産の仕事でどう機能するか」に繋がる構成だ。設問3は独立した問いとして、志望理由をしっかり語ればよい。
以下、各設問の攻略情報を解説する。
設問1:あなたの強みを教えてください。また、どのような場面でその強みを発揮できたのか、具体的なエピソードを用いて教えてください。(300字)
1) この設問で採用側が知りたいこと
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強みが明確に言語化されているか ⇒ 曖昧な表現ではなく、一言で伝わる強みになっているか
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強みが"再現性のある行動特性"か ⇒ 性格ではなく「こういう場面でこう動く」という行動パターンとして語れるか
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エピソードが強みの証拠になっているか ⇒ 「その強みがなければ、この結果は出なかった」と言える構造か
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当社の求める人材であるか⇒当社の求める人材の特徴として、①過去や常識を疑う独自の発想、②失敗を恐れず成し遂げる信念、③会社を引っ張る気概。が挙げられる。
少数精鋭・一気通貫の環境で、若手でも一人で案件を任される同社では「自走できる」「粘り強くやり切れる」人材が求められる。
2) 構成例(テンプレ)—崩れにくい型
①強み(結論)
・「私の強みは【強み】である。」
②場面設定(どんな状況で発揮したか)
・「【状況・役割】において、」
③課題/困難(強みが必要だった理由)
・「【課題・困難】があった。」
④行動(強みを発揮した具体行動)
・「そこで【強みを活かした行動】を行った。」
⑤結果(事実で締める)
・「結果【成果・変化】。」
3) オリジナル回答例(300字以内)
私の強みは、障害があっても粘り強く突破口を探し続ける力である。ゼミの共同研究で、分析に必要なデータが公開資料では不足し、研究が止まりかけた。メンバーの間には「テーマを変えよう」という空気もあったが、私は諦めず、自治体や関連団体に直接問い合わせる方法を提案し、連絡先のリストアップから依頼文の作成、送付までを主導した。最初は断られることも多かったが、文面や依頼の切り口を改善しながら粘り強くアプローチを続けた結果、最終的に3件からデータ提供を受けることができ、当初のテーマで研究を完遂した。壁にぶつかっても「別の道はないか」と考え、行動を止めずに試行錯誤を続けることで道は開けると確信している。
設問2:上記の強みを、住友不動産で働くにあたってどのような場面で活かせると思いますか。(300字)
1) この設問で採用側が知りたいこと
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当社の事業・仕事を理解しているか ⇒ 住友不動産の仕事内容(用地取得、地権者交渉、一気通貫の開発など)を具体的に把握しているか
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強みと仕事の接続が論理的か ⇒ 設問1の強みが「なぜ」「どの場面で」活きるのか、筋が通っているか
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入社後の活躍イメージが湧くか ⇒ 抽象論ではなく、実際の業務場面で動いている姿が見えるか
2) 構成例(テンプレ)—崩れにくい型
①結論(どの場面で活かせるか)
・「私の強みは【具体的な業務場面】で活かせると考える。」
②理由(なぜその場面で活きるか)
・「なぜなら【業務の特性】があり、【強みとの接点】だからだ。」
③具体的な活かし方(どう動くか)
・「具体的には【行動イメージ】を行う。」
④決意・意欲
・「【覚悟・姿勢】で貢献したい。」
3) オリジナル回答例(300字以内)
私の強みは、用地取得における地権者交渉の場面で活かせると考える。貴社の用地取得は、小さな土地を一つひとつ買い集めて大きな街を創る手法が特徴であり、多くの地権者と粘り強く向き合う必要がある。最初は断られても、相手の事情や懸念を丁寧に聞き取り、提案の切り口を変えながら信頼関係を築いていくプロセスは、私がゼミで経験した「断られても別の道を探し、改善しながらアプローチを続ける」姿勢と重なる。一度で成果が出なくても諦めず、相手の立場に立って工夫を重ねることで合意を引き出していきたい。若手から広い裁量を任され、一人一人に主体性が強く求められる貴社だからこそ、この粘り強さを武器に成果で応えたい。